競輪初心者講座 (19)

その他の自転車競技一覧

自転車競技にはオリンピック種目に採用されていない競技も数多くあります。
しかし、オリンピックに採用されていなくても、世界選手権に採用されているようなメジャーな種目からまだ競技人口が少ないものまで様々です。
ここではそんな自転車競技の一部をご紹介して参ります。

トラックレース

マディソン

オリンピック種目
2人1組(もしくは3人1組)となり、決められた距離と時間内を交代しながらポイントレースを行う。
常に各チームのうち誰か1人の選手だけがレースに参加しているのが特徴的。

アンノンディスタンス

選手や競技役員に走る距離を事前に知らせないレース。
走行中にスターターが号砲を鳴らすことで、その周回のゴールラインから何周かして順位を決めるという変則的なレース。
号砲がなってから何周で終了となるかは選手に知らされている。

ドミフォン

先頭誘導車と自転車が2人1組となって走る。
決められた時間内での周回数で勝敗が決まる。

タンデムスプリント

2人用のタンデム自転車を使用して、2人1組で行われる。
スプリントの倍の周回数で行われるが概ねスプリントと同じ。

アワーレコード

1時間でどれだけの距離を走れるかを競う種目。
最高時速に挑むレースとも言い変えられる。

ロードレース

ワンデイレース

1日で勝負が決まるレース。
オリンピックで開催されるレースもワンデイレースに含まれる。

ステージレース

複数日に渡って開催されるレース。
各日ごとにゴールまでの順番を争うだけでなく、最終的なタイムや山岳賞、ポイント賞等、複数の分野で総合成績を競うレース。
中には3週間に渡りレースを行うグランツールがある。
その中でもフランスを一周するツール・ド・フランスが最も有名

MTB(マウンテンバイク)

ダウンヒル

世界選手権やワールドカップで採用されているレース。
スキーのダウンヒルのように、下りのオフロードを1人ずつ走りタイムを競う。

シクロクロス

自転車を使ったクロスカントリー・レース。
激坂、林間、砂場など変化に富んだコースが設定されている。
自転車を担がなければクリア出来ないコーナーもある。

室内競技

サイクルサッカー

2人1チームで競う自転車サッカー。
専用の自転車でプレイする。
欧州では100年以上の歴史があり、国際自転車競技連合(ICU)の正式種目となっている。

サイクルフィギュア

6分間の中で難易度の高い技を演じ、その得点を競う。
ペア、シングル、4人1組のチーム戦がある。

このように、自転車競技にはまだまだ私たちの知らない競技がたくさんあります。
自転車人口の多い日本でも、スポーツとしての自転車競技はまだ注目度が低いかもしれませんが、世界規模で見ると非常にポピュラーな競技と言えます。

競輪やオリンピック種目だけでなく、このような自転車競技に注目してみるのも面白いかもしれません。


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