競輪のレースは6つのグレードに分けられており、毎年12月30日に開催される最高峰のレース[GP]を頂点に[GⅠ][GⅡ][GⅢ][FⅠ][FⅡ]とランク分かれています。
グレードが高ければ高いほど獲得出来る賞金も上がり、[GP]の優勝賞金は1億円になります。
しかし各グレードごとに出場出来る階級が定められているため、選手はより多くの賞金を獲得するために一つでも上の階級を目指します。
KEIRINグランプリ
翌年のS級S班9名のみが出場出来る最高峰のレースで、優勝賞金額は1億円と最も高額です。
KEIRINグランプリは同年のGIを優勝した選手と年間の獲得賞金ランキング上位者の合わせて9人により争われます。また同時にこの9名が翌年のS級S班となります。
優勝賞金額:1億円
読売新聞社杯全日本選抜競輪
日本選手権競輪
高松宮記念杯競輪
寛仁親王牌・世界選手権記念
オールスター競輪
朝日新聞社杯競輪祭
GPに次いでグレードの高いレースで、優勝者には高額の賞金とKEIRINグランプリへの出場権が与えられます。
GIレースに出場出来るのは厳しい参加条件を クリアした一握りのS級選手のみとなり、ハイレベルな争いが繰り広げられています。
優勝賞金額:2,500~6,000万円
共同通信社杯
特別選抜予選がなく、全選手が予選からスタートとなるためS級の選手全てに平等なチャンスが与えられるレースで、未来のスター選手を目指す登竜門となるように若手選手が通常の特別競輪より多く選抜されています。
優勝賞金額:1,900万円
サマーナイトフェスティバル
唯一のナイター開催の特別競輪で、特別競輪・記念競輪・S級シリーズの優勝者が一堂に集結するように選抜されています。
優勝賞金額:1,040万円
ヤンググランプリ
若手選手の登竜門として位置づけられ、デビュー3年以内の競走得点上位9名が出場出来ます。
(KEIRINグランプリ出場者を除く)
優勝賞金額:325万円
ウィナーズカップ
2017年より新たに設置されたGII競走で、車券に最も貢献している1着回数の多い選手を中心に選抜されます。
優勝賞金額:1,940万円
各競輪場が開設日などを記念して、原則年1回開催(4日制)するオールS級選手によるレースです。
例)開設◯◯周年記念◯◯◯杯・争奪戦など
また近年ではトラック競技を支援する目的のレースも3日制で開催されています。
例)国際自転車トラック競技支援競輪
優勝賞金額:215~360万円
S級選手とA級1班・2班の選手が出走するレース。(3日制または4日制)
S級選手とA級選手が同じレースに出場することはありません。
1日11レース開催される場合、基本的にS級戦が5レース、A級戦が6レースが開催され、
ガールズケイリンが開催される場合はS級戦5レース、A級戦が5レース、ガールズ戦2レース、の計12レースでの開催となっています。
各競輪場で開催されるオールA級選手によるレース (3日制)。
1年を通じて開催が最も多いレースです。
1日10レース開催され、基本的にA級1・2班戦5レース、A級3班チャレンジ戦5レースが開催されます。
ガールズケイリンが開催される場合は、ガールズ戦2レースを足した計12レースでの開催となります。
優勝賞金額:約35万円(A1・A2)/約13.7万円(A3)
※優勝賞金額の表示には副賞は含まれていません。
このように、競輪のレースはグレード分けされており、グレードが高いレースほど上位ランクの選手が出場するため、注目度も高まります。
しかし、レースのグレードに関係なく、それぞれ見どころのあるレースなので、競輪初心者の方にはまんべんなくレースをご覧いただいて、好きな選手を見つけていただくことをお勧め致します。
自分の好きな選手が成長していく過程を見守ることも競輪の魅力のひとつではないでしょうか。