[G1]第68回日本選手権競輪 近畿注目選手

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カテゴリ [2015日本選手権注目選手]
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投稿日時 2015/03/10(火) 12:00
 近畿の総大将・村上義弘にはダービー三連覇の期待がかかる。今年初戦の立川GⅢでVを飾り、幸先いいスタートを切ったが、直後に体調を崩し川崎FⅠを欠場。奈良GⅢは地元地区と強行参戦したものの、二次予選敗退で無念の途中欠場となってしまった。ただ全日本選抜と大垣FⅠの動きを見る限り体調には問題なさそうで、村上の修正能力の高さがうかがえた。大垣FⅠ決勝では、打鐘から主導権を奪って丸一周をもがき2着に粘っている。親交の厚い武豊氏も成し得なかったダービー三連覇。(畑違いですが…)グランプリ2012を制覇した、思い出の地京王閣で偉業に挑戦だ! そんな総大将の悩みの種が京都の機動型の気配。後輩の川村晃司(京都・85期)、藤木裕(京都・89期)の調子が今ひとつ。川村は四日市GⅢで昨年までの勢いがまったく感じられない凡走に終った。藤木は全日本選抜を3日で強制帰郷の憂き目で、川村同様昨年の勢いがまったく感じられない走りだったな。両者の奮起駆けに期待したい。

 「不振の先輩方に任せてられん! これからはワイらの時代やで!」。意気揚々たる態度で京王閣に乗り込む若武者、高久保雄介(滋賀・100期)、古性優作(大阪・100期)、三谷 竜生(奈良・101期)は順調に成長を続ける近畿期待の新鋭で、それぞれ積極果敢なチャレンジャー精神の走りで健闘している。卒期3ケタ台でダービーに出場するのはこの3選手だけで、如何に近畿の若手機動型が順調に成長しているのかがよく現れている。ダービーは予選スタートだが、順調に勝ち上がれば別線にとっても脅威。捨て身の先行策で近畿マーク陣を先導する。

 稲川翔(大阪・90期)が名古屋GⅢ最終日に落車。鎖骨骨折の憂き目でダービー欠場は濃厚となり、『翔の分まで!』と俄然鼻息が荒くなるのが、だんじりファイター南修二だ。いまや近畿を代表する生粋のマーク屋で運行の荒さは輪界屈指。競輪ファンに『押圧失格』で誰を連想する? と問えば、『南!』と答えが返ってくるくらい、そのイメージは定着。裏を返せば機動型にとって、これほど頼もしいマーク屋は唯一無二…いや、飯嶋則之(栃木・81期)がいたか(笑)グレード戦線において南は、二次予選、準決に立ちはだかる高い壁を越えられずに苦しんでいるが、その向こうの決勝はどんな眺めなのだろうか…と指を咥えている場合ではないのだ。同期にはグランプリ王者の武田豊樹(茨城・88期)をはじめ、全日本選抜覇者・山崎芳仁(福島・88期)、成田和也(福島・88期)に佐藤友和(岩手・88期)…etc、とタイトルホルダーがズラリ。S級在籍28人という当たり年、花の88期の一員である南に、そろそろ神のご加護があってもいい頃合いではなかろうか。タイトルホルダーに見合うだけの勝負根性と脚力を備えているのだから。

 全日本選抜で木暮大サーカス団長・木暮安由(群馬・92期)さんに乗り上げ落車した脇本雄太(福井・94期)は、左鎖骨骨折、腰部打撲で全治40日との診断。ダービー出場は微妙で、ワッキーが欠場となれば近畿マーク陣にとって大きな痛手となるな。そんな中、頼りになるのが稲垣裕之だ。全日本選抜では逃げて捲って2勝で、いずれも好内容で決勝へと勝ち上がった。決勝では武田豊樹に合わされ5着に敗れてしまったが、レース後の悔し涙を力に変えて、悲願のタイトル奪取を狙う。同県同期の稲垣を徹底ガードしていく村上博幸は玉野GⅢ初日で落車。ダービー直前だけに状態が心配されたが、右肘、左親指の擦過傷により全治3日との診断。大事を取って2日目以降は欠場となったが、ダービーでは再び元気な姿を見せてくれるはずだ。
(TEXT:けんごろう)


村上義弘

京都・73期/S級S班
競走得点
117.05
勝率     2連対率  3連対率
33.3% 61.1% 72.2%

2015 G1・G3 出走記録
レース名競輪場成績
G1 全日本選抜競輪2月静岡2.6.4.1
G3 鳳凰賞典レース1月立川2.1.2.1
G3 春日賞争覇戦1月奈良4.7.欠
G3 金鯱賞争奪戦3月名古屋3.1.1.6
日本選手権競輪 出走記録
競輪場成績
第52回1999静岡5.8.4
第53回2000千葉1.6.5.2
第54回2001松戸7.9.3.1
第55回2002立川8.1.1.9
第56回2003平塚9.4
第57回2004静岡1.7.1.7
第58回2005松戸1.3.1.6
第59回2006立川6.5.1.7
第60回2007平塚1.1.3.6
第61回2008静岡1.4.2.1
第62回2009岸和田1.1.1.6
第63回2010松戸1.1.2.2
第64回2011名古屋3.3.2.
第65回2012熊本1.6.3.9
第66回2013立川5.1.2.
第67回2014名古屋4.1.1.

村上博幸

京都・86期/S級S班
競走得点
114.81
勝率     2連対率  3連対率
12.5% 31.2% 56.2%

2015 G1・G3 出走記録
レース名競輪場成績
G1 全日本選抜競輪2月静岡7.8.3.5
G3 和歌山グランプリ1月和歌山3.8.落
G3 泗水杯争奪戦2月四日市3.3.2.2
G3 瀬戸の王子杯争奪戦2月玉野
日本選手権競輪 出走記録
競輪場成績
第61回2008静岡7.4.1.4
第62回2009岸和田2.2.6.失
第63回2010松戸4.2.2.1
第64回2011名古屋6.5.8
第65回2012熊本9.1.7.1
第66回2013立川3.5.7.7
第67回2014名古屋3.6.3.4


南修二

大阪・88期/S級1班
競走得点
110.87
勝率     2連対率  3連対率
16.0% 44.0% 64.0%

2015 G1・G3 出走記録
レース名競輪場成績
G1 全日本選抜競輪2月静岡7.失
G3 東日本発祥倉茂記念杯1月大宮8.4.1.5
日本選手権競輪 出走記録
競輪場成績
第63回2010松戸2.7.1.7
第64回2011名古屋7.7.1.1
第66回2013立川2.4.失
第67回2014名古屋8.2.7.5


稲垣裕之

京都・86期/S級1班
競走得点
115.69
勝率     2連対率  3連対率
54.5% 66.6% 69.6%

2015 G1・G3 出走記録
レース名競輪場成績
G1 全日本選抜競輪2月静岡1.8.1.5
G3 和歌山グランプリ1月和歌山1.1.4.1
G3 春日賞争覇戦1月奈良1.4.1.9
G3 瀬戸の王子杯争奪戦2月玉野1.2.2.7
日本選手権競輪 出走記録
競輪場成績
第57回2004静岡1.1.9.4
第58回2005松戸1.8.5.6
第59回2006立川8.4.1.3
第60回2007平塚4.1.1.6.1
第61回2008静岡8.2.9.8
第62回2009岸和田4.3.1.4.2
第63回2010松戸8.4.4.3
第64回2011名古屋2.2.7.9
第65回2012熊本4.3.9.1
第66回2013立川9.3.7.9
第67回2014名古屋6.2.2.9


※競走得点・勝率・連対率は2015年3月11日現在の直近4ヶ月を表示しています。
※レース結果の太字は決勝、赤字は優勝を表しています。

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この記事へのコメント

投稿者 投稿者入力 さん
コメント
0/500
1:名無し さん 投稿日:2015/03/10(火) 14:54

村上義弘選手のG1日本選手権競輪3連覇を目指して頑張ってください。応援しています。

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2:スターペスユウコ さん 投稿日:2015/03/11(水) 06:50

村上兄弟のG1日本選手権での活躍を応援しています。

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3:mike さん 投稿日:2015/03/11(水) 10:57

頑張って

不適切なコメントを通報する 6
4:名無し さん 投稿日:2015/03/11(水) 19:49

>>2 5年ぶりの大活躍を期待しているのですね。

不適切なコメントを通報する 1
5:名無し さん 投稿日:2015/03/12(木) 11:08

稲川選手の分も頑張ってください。応援しています。

不適切なコメントを通報する 3
6:みゆパパ さん 投稿日:2015/04/11(土) 10:17

近畿勢頑張れ〜☆

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