競輪選手の基礎と練習

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カテゴリ [競輪博士 岡本新吾]
GOOD・コメント GOOD 111 コメント 13
投稿日時 2016/10/13(木) 15:12

紀州の競輪博士 岡本新吾

 35年競輪人生を終えて現役時に経験した独自の体験を生かし、選手の心理・レースの流れを読み調子状態を判断してレース予想し、ヒューマンスポーツ競輪のおもしろさをわかりやすく伝えたい競輪命の競輪博士です。
 CS・イベント・ガイダンスやってます!ファンのみなさんと和を持ってやって行きたいのでよろしくお願いします。



 全国のみなさんも物心がついた時から自転車を乗り始めてから生活をするのに、自転車は必需品として使用していたと思います。競輪で使われている自転車は、特殊なピスト(トラック)レーサーです。ピストレーサーは、固定ギアでペダルを踏んだ力がダイレクトに車輪に伝わり速く走行する事が出来ます。止まる時は、ペダルを逆に踏んで減速をして止まりますので急に停止する事は不可能です。ピストレーサーの重量は、8kgぐらいで非常に軽くフレームの材質も強度があり軽いです。スピードも実用自転車より出ます。

 競輪選手になるために、ピストレーサーを乗り始めた時、肩の筋肉と首と腰に激痛があり、下半身の筋肉もはち切れんばかりにパンパンになって普通に歩くのも困難になりました。全身が重い状態が続き3ヵ月が過ぎると自転車に必要な筋肉が付いてピストレーサーを踏みこなすようになります。足を回す感覚を覚えて自転車に力が伝わるようになってスピードが加わって来るようになります。

 乗り始めた時の基礎練習は、指導者によって違いがあると思いますが、先ずは、ローラー台に乗り身体バランスや乗車フォームを作る事から始めます。初めてローラー台に乗る時、中々ローラー台に乗れずに度々転倒をして苦労をしました。器用な人は、何時間も経たないうちに、すぐにローラー台の上で自転車に乗りながら両手を離して汗だくの練習シャツを着替えるようになります。そしてダッシュをするモガキが可能になります。街道練習は、絶えず距離を乗り込み地脚と精神的な我慢と忍耐を養います。バンク練習では、周回を繰り返し追走技術を学び、スタンディングやフライングでスピード強化をします。乗り始めて一年以内で素質型と努力型に分かれると思います。乗り始めて直ぐに自転車を乗りこなし、乗車フォームも柔らかく自転車のバランスも最良で指導する人の話も理解が早く、無駄のない段取りが出来ます。

 競輪学校の試験種目の200m、100mT・Tのタイムも計る度に速くなり現役の選手と変わらないくらい力をつけ上達する素質型があります。逆に乗車フォームは、ぎこちなく自転車のバランスも悪く力任せに踏み足だけで円滑にペダルを回せず自転車に力を伝達出来ずにタイムも伸び悩み苦労します。けれども色々と思考を繰り返し工夫をして自分の力をコツコツと積み上げ、底力を付けて一つ一つ鎧を着ていくように盤石な体勢を作る大器晩成の努力型があります。超一流のSS級の選手達は、素質は当然ですが、努力するという事も自然に行っています。より以上のものを考えて強くなる事を絶えず求めていると思います。努力は裏切らないといいますが、私もそう思います。

 村上義弘選手(京都・73期)と武田豊樹選手(茨城・88期)も40歳を過ぎて今も尚、SS級であり超一戦レースで活躍をしていますが、骨折や数多くの苦しい状態・事情を乗り越えて心身共に大きくなって来たのだと思います。どんな事にも揺るがない強靭な精神力で自分を支えて来ています。二人のレースを細かく観て、いつもチェックをしていますが、全てのレースに表現されています。50歳になっても上位レースで活躍する姿を観たいと思います。全国の競輪ファンの皆様のために全力プレーを望みます。
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この記事へのコメント

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1:名無し さん 投稿日:2016/10/13(木) 15:54

競輪界の龍虎であるこのお二人は、今後も伝説を作り続け、
五十なってもトップ戦線で活躍してほしいですね!

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2:スミレ さん 投稿日:2016/10/13(木) 16:46

>>1
私も願っています。頑張って下さいね!

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3:モモ一番 さん 投稿日:2016/10/13(木) 16:57

競輪選手の基礎練習、相撲と同じく大変です。身体が作れてこそ良いレースが出来ます。

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4:イーグルス酒井 さん 投稿日:2016/10/13(木) 17:21

ローラー台って本当に乗れないです。選手が、簡単に乗っていたので乗る事が出来ると思っていました。

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5:東京人 さん 投稿日:2016/10/13(木) 17:52

ピストレーサーって実用自転車と違うんですね。競輪選手になってレース走るまでの練習分かりました。

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6:井上 さん 投稿日:2016/10/13(木) 19:11

武田と村上は本当にすごいです。40歳過ぎの選手が競輪界を盛り上げているのだから❗️走れる限り頑張って下さい。

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7:ナカタ丸 さん 投稿日:2016/10/13(木) 19:45

力任せにペダルを踏めば良いんじゃないんだ⁉️いろいろ技術的なことあるんだなぁ〜

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8:京都のふわふわ さん 投稿日:2016/10/14(金) 02:19

ほんとに、村上、武田両選手は、凄いです。
身体が資本であり、何よりも根性と努力の賜物だと思います。
並大抵のことじゃ、42歳でもSSでいられる訳もありません。
自分に厳しく、練習から、練習にあけくれてるのでしょうね。
凄い!ただただ、頭が下がります。
これからも、お二人の活躍を、そして、輪界を牽引していってください。

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9:競輪 さん 投稿日:2016/10/14(金) 09:24

>>8
本当にすごいと思う。2人が走るレースワクワクします。これからも、期待しています!

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10:名無し さん 投稿日:2016/10/14(金) 22:15

村上選手の走りを見ていてたら近年戦法こそ変化していますが、彼のデビュー当時の走りを思い返してみてもぶれてないと思います。
戦法の変化と言っても行く時は行きますからね村上は。それにどの位置でも責任を持っている。
年齢を重ねると思い通りにならない事の方が多いと思いますが、競輪とファンを裏切らない為に日々大変な努力を積み重ねているんだと想像できます。
F1もG1も一生懸命。そしてレースを壊さない。
シンプルですが中々できる事ではないと思います。

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11:武豊 さん 投稿日:2016/10/17(月) 13:24

きつそう(-_-;)

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12:k.i さん 投稿日:2016/11/13(日) 08:33

?

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13:k.i さん 投稿日:2016/11/21(月) 07:00

読んでどの競技のトップの選手は、厳しい練習をしていると思った

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