ダービーファイナリストを勝手に予想！

【浅井康太】
KEIRINグランプリ2015で見事に頂点を極め、通年1番車の重責を担う。全日本選抜は優参を逃してしまったものの、続く奈良ＧⅢではきっちりと今年初Ｖをもぎ取っており、ダービーに向けて弾みをつけた。大きな期待と責任を一身に背負い、ダービー初制覇へ突っ走る。

【新田祐大】
全日本選抜は未勝利ながら優参し、決勝では渡邉一成のＧⅠ初制覇に貢献。北日本の結束力の強さを別線に知らしめた。本業と競技の両立に奮闘し多忙を極めるが、今シリーズに照準を合わせ万全の状態で挑んでくるはずで、ダービー連覇に向けて好発進が期待される。

【平原康多】
過去4度の優勝実績を誇る大宮ＧⅢ決勝では好機を逸して中部勢に牙城を崩された。そこから歯車が狂ってしまったのか、全日本選抜は初日失格の憂き目、さらに奈良ＧⅢでは2日目優秀で落車、準決は出走したものの優参を外し途中帰郷と流れに乗れていない。見ている限り実戦脚、レース勘は問題なく、ただ流れが悪いだけで、いい流れを掴めば、またたく間に頂点へ駆け上る可能性は十二分だ。

【竹内雄作】
隊列を一本棒にしてしまう快速先行は別線にとって脅威。時折り見せるまくりも強烈だ。全日本選抜は準決まで駒を進めたものの、稲垣に突っ張られ後塵を拝し、上位陣との力の差をまざまざと見せつけられた。昨年2度のビッグ優参は伊達ではないが、チャレンジャー精神で思い切った競走に期待したい。

【武田豊樹】
今年初戦の和歌山ＧⅢ初日で落車の憂き目に遭い、以降、首を傾げたくなるような運行が続くが、よくよく考えてみると私と同い年（42歳）である。年齢を言い訳にはしたくないでろうが、オフシーズンのない競輪選手にとって1年を通して好調をキープするのは並大抵のことではない。数々の試練を乗り越えてきた武田のことだ。きっちりと修正して、最高の舞台で最高の走りを魅せてくれるはずだ。

【諸橋愛】
4角を過ぎても「まだまだぁ！」と期待を抱かせてくれる…目標が不発でも最後の最後まで諦めず、コースを探して突っ込んできてくれる、車券を買う側にとっては、とってもありがた～い選手のひとり。全日本選抜は準決まで駒を進め3度の確定板。目標とする関東の起動型が復調なら、おのずと優参は見えてくる。

【深谷知広】
昨年末の伊東ＧⅢから記念3連覇と完全復活の気配を感じさせたが、期待された全日本選抜は二次予選で見せ場なく敗れ予選落ち。初日特選スタートながら最終日は選抜まで落ちてしまった。今シリーズこそ怪物パワーで別線を圧倒し、地元ファンの期待に応えてもらいたい。

【原田研太朗】
昨年のダービーでＧⅠ初優参が追い風になったのか。以後メキメキと頭角を現し、年頭の立川ＧⅢで記念初優勝を飾って四国を、いや西日本を代表する起動型に成長。自慢のダッシュを活かして力強く踏み上げ、上位陣を脅かしてくれよう。

【金子貴志】
昨年は惜しくもグランプリ出場は次点に泣いたが、グランプリ勝負懸けだった競輪祭後は気落ちすることなく久留米ＦⅠ、広島ＧⅢで連続Ｖと、脚力に加えて精神面の強さも光る。マークは堅実で、いざとなれば自力で混戦を断つタテの脚も魅力。目標となる起動型が豊富な中部勢だけにチャンスは十分。上手く連係を決めれば別線を圧倒できる。