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日本における自転車競技

日本ではあまり馴染みのない自転車競技ですが、海外では非常に人気の高いスポーツです。

中でも「フランス一周」の意味を持つツール・ド・フランス(ロードレース)は世界3大スポーツイベントにも数えられる程で、その人気は、世界の約190ヶ国でレースが放映され、1000万人もの観客を動員することからも見てとれます。

ロードレースの起源は1892年にベルギーで開催された「リエージュ~バストーニュ~リエージュ」が最古のレースといわれていて、発祥の地となるベルギーでは100年以上経った今でも人気のスポーツとなっています。

その後、1893年からは世界選手権自転車競技大会が開催されるようになり、1896年にアテネで開催された第1回オリンピックからロードレース、トラックレース共に自転車競技が採用されることになり、世界中で競技人口が増えて行きました。

近年では、イギリスやイタリアでロードレースの人気が特に高く、サッカーに次いで人気のスポーツと言われる程までになっています。

その背景には、各国がナショナルチームの選手育成に力を入れていることも大きく影響しているかもしれませんが、何よりロードレースの格式が高く、出場するだけで非常に名誉であるとされているために、関心が集まるのだと考えられます。

しかし日本では、約7500万人もの自転車人口がいるにも関わらず、そのほとんどが移動手段としての利用のみで、正式な自転車競技車は約5,500人程度しかいません。

それでも、ヨーロッパでの人気を受け、近年ではロードレースへの関心が高まりつつあり、レースやトレーニングを楽しむ『アスリート層』では約30万人、サイクリングを楽しむ『スポーツサイクリスト層』に至っては約300万人にも上っています。

また、1990年から宇都宮で、アジアにおける最大レースの1つに数えられるジャパンカップが開催されるようになり、2013年には2日間で約10万人もの観客を集めるほどの盛り上がりを見せていたようです。

自分の脚力だけで過酷なレースを走り抜く姿は、世界のどこであれ人を魅了し感動させるのでしょう。

さらにロードレースの人気を後押しするかのように、ここ数年でロードレースを題材にした映画や漫画が人気を集め、話題に上がることも多くなってきました。

世界中のトップクラス選手が集うレースが日本で開催されていることは非常に名誉なことであり、今後のロードレース普及にとって大きな役割となるかもしれません。

一方、"ケイリン"をはじめとするトラックレース競技者は、そのほとんどがプロの競輪選手となっています。
しかし、"競輪"と"ケイリン"ではルールが全く異なり、競輪選手にとってはプロとして自転車競技よりも"競輪"を重視する選手が多いため、自転車競技の練習にあまり力を入れることが出来ないのが現状です。

そのため、日本発祥のスポーツでもありながらオリンピックの"ケイリン"で日本人が金メダルを獲得したことがなく、認知度が高まらない理由の一つだと考えられます。

しかし、ロードレースの人気と、日本発祥のスポーツ"ケイリン"への目を向けていくことで、徐々にその人気は高まり、いつしか海外にも負けないほどの盛んなスポーツへと変貌していく可能性があります。

私達日本人にとって、自転車はまだ単なる乗り物にしか過ぎないかもしれませんが、その自転車に命を賭け、人々を魅了する選手達がいることを少しでも知っていただき、日本においての自転車競技が世界に誇れるスポーツの一つとなれば幸いです。