自律神経と筋肉、身体の連動性について

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カテゴリ [太田誠司]
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投稿日時 2014/06/13(金) 18:35

太田誠司

プロスポーツ選手・レーシングドライバー・芸能人・エグゼクティブの
メンタル ボディーコンディショナー

科学的に遺伝子などを基に筋力、筋肉の種類、心肺機能、心拍数などのデータを取り、アスリートを色分けし、それぞれにあったトレーニング方法を当てはめ、最短距離で伸ばしていく方法やメンタル、モチベーションコントロールについて書かせて頂きます。




自律神経と筋肉、身体の連動性についてお話します。
緊張状態の中では必要以上に力を入れてしまうことがあります。
よく、アドレナリンが出てる。
というような状況です。


頑張ろうとか、頑張らなくてはと思いこむと交感神経優位になり、
必要以上に緊張し、力が入ります。


瞬発系スポーツでは好結果を生むこともありますが、
バランスが崩れてしまうので、1つ1つの筋肉、細胞が正しく動かなくなる可能性があります。

てきめんに表れるのが筋肉の乳酸値が上がり、筋肉疲労をおこします。
そして、筋膜に炎症がおこり毛細血管が切れてしまいます。
いわゆる、筋肉痛と言われる状況です。
そういう状況で、続けて走ったりすると必ずパフォーマンスが落ちていきます。


プロ野球の投手が試合後に肩や肘をアイシングしているのを見かけますが、
試合で投球すると毛細血管が切れて炎症を起こすと言われています。
炎症は冷やしてあげるのが効果的です。


何故、肩や肘なのか?
全身を使ってバランス良く投球しているように見えて、
やはり腕の部分に必要以上に力が入り負担をかけているのですね。
陸上競技や、自転車競技の場合、圧倒的に下半身に負担がかかります。
筋肉疲労が慢性化するとパフォーマンスが落ちます。

大事な試合、レースの時に大切なことは、如何に力を抜いてリラックスし、
普段通りの実力を出せるような身体のコンディショニングとメンタルを作ってあげる事です。


私の場合、担当している選手の試合直前には、緊張を楽しんで、
緊張感の中でリラックスしなさいといった言葉を掛けます。

皆さんも、大事なプレゼンや結婚式などで挨拶をする時など緊張しますよね?

そんな時には、緊張を楽しんで力を抜いてリラックスして下さい。
緊張するなと言っても、必ず緊張しますから。

ドキドキするのが自律神経の無意識の中の意識です。
その時に前回お話させて頂いた、徹底的息を吐くことを実践して下さい。

背中が温かくなってきたら、力が抜けてきます。
大切なのは、準備です。
ここは手を抜かないで下さい。

どんなに頑張っても実力以上の力は出せません。

但し、プロスポーツ選手の場合は実力が上の相手もコンディションが良くて、
力を出し切れれば勝てる可能性が十分にあります。

そのためには、自分自身を良く知り、自分をコントロールできるように
メンタル的なトレーニングも大切だと思います。

人は自分自身の意識や感情で行動します。
大人だったら朝起きないで、1日じっとしている事も可能なわけです。

嫌々でも仕事に行ったり、練習したりするのが人です。

私の私見ですが、自律神経と言われるものは心の不安からくるストレスに対して、
頑張ったり、やる気を無くしたりする事ではないかと思っています。


大切なのは日々の努力を積み重ねて、
どんな状況でも自信を持って楽しめる事ではないでしょうか。
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今回から

この記事へのコメント

投稿者 投稿者入力 さん
コメント
0/500
1:バチオ さん 投稿日:2014/06/14(土) 15:32

勉強になった

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2:神山雄二郎 さん 投稿日:2016/04/04(月) 00:11

とてもためになりました

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