ハマリ

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カテゴリ [ムーヴ清水の「競輪中毒」]
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投稿日時 2016/02/27(土) 16:33

ムーヴ清水の「競輪中毒」

競輪中毒では、私の競輪論や、ファンや選手達へのメッセージ、車券術、雑談など、その他様々な内容でお届けします。なお、更新日は不定期でお願いします^^:コラムのタイトル通り、好きで好きで堪らない競輪の楽しさや良さを伝えられればと思います。目標は、新規のファン獲得、車券の売上アップ、競輪発展、そして読んでくださった方が車券で勝てるように!勉強した者が勝てる競輪、そうなることが私の使命と勝手に思っております^^!何卒よろしくお願い申し上げます。



初回のコラムでお話しましたが、選手それぞれには自分の得意な戦法、決まり手、必殺技があります。
実は私にも必殺技となる車券がありましてね。
昔の「けいりんマガジン」や、気まぐれコラム、喧嘩競輪の読者様はご存知かも知れませんが、競輪ステーションでも今後お話していきたいと思っています。

今回がその第一弾。
「ハマリ車券」
その昔、スタートを斬り、前受けから抑えて来たラインの番手に飛び付くのが流行りだった時代があります。
私が競輪を覚える前の時代ですね。
それから数十年経ち、大ギア時代となりました。
自力選手が一度先頭に立ち、前で受けた大ギア選手や、ダッシュが鋭い選手達が引いてカマシて来るのを、番手にハマリ込む戦法が流行り出しました。
それがハマリ狙いです。

番手勝負は幾つかの種類かあります。
ジカで競り、位置を奪う番手勝負。
スローから、番手のインで粘るのをイン粘り。
先に斬って、一旦スピードを上げて、インから番手へ競りかけるのが飛び付き。
そして、先行も出来る選手が、番手選手の手助けも得て、カマシて来るラインの番手ないし、三番手に飛び付くのが、ハマリ狙いです。
全て実際には、敵のラインの番手に割り込む戦法なのですが、それぞれ意味合いが違います。

では例を挙げて説明いたしましょう。

レース映像&結果はコチラ

このレースは、稲毛選手の番手が、藤木選手と福田選手のジカ競りで、対する才迫選手が、挑戦者の振りをして、先行体制に持ち込み、稲毛選手の番手にハマリ込むパターンであります。
稲毛選手は、番手が地元の藤木選手なので、理想は抑え先行。
後ろにもチャンスがある競走で決勝入りを決めるのが、先行選手のセオリーであります。
しかし本人の気持ちとしては、番手競りで逃げるのは困難で、出来れば後ろの競りを気にせず、自分がもつ位置から仕掛けたいもの。
その意思表示がコメントで言った「自分の競走」
一枠があるので、初手で好位置も獲れます。
対する才迫選手は、稲毛選手よりも競走得点が下で挑戦者の立場。
受けて立つと言えば言い訳になる稲毛選手には、才迫選手の存在が好都合で、初手は後攻めではなく前受けから進められるのです。
チャレンジ先行のように見せかけて踏む、才迫選手。
そうはさせないとカマシて出る稲毛選手。
しかし実際は、全員がこのレースの流れを解っていたと思います。
やり合いのように見せかけて、ハマリ狙い。
番組が決まった時点で、地元藤木選手は決勝入りが困難だったのです。
このレースの展開予想や結果は、弊社の公式HPの的中結果に記載しております。

結果は、一番人気で売れていた稲毛選手の一着で、二着は人気薄とも言える才迫選手の二着でした。
狙いは、三連単完全一点目的中厚め指示でした。
二車単は六番人気。
一番人気に二番人気は、稲毛選手と藤木選手の折り返し。
三番人気は、稲毛選手から、才迫選手の番手の星島選手との車券ですからね!

ここからがハマリ車券を知る意味があります。
ハマリ狙いのパターンは、ハマリ込むラインの番手は仕事をする役目があるので、案外二着になることが少ないのです。
考えてみてください。
ハマリ込むという作戦なのだから、準決勝ならば三着に入らないと作戦成功ではありませんよね?
つまり、カマシ捲りの選手が一着なら、ハマリ込む選手が権利を得れないと成立しないのです。
番手がハマリ込む選手を捕まえてしまうと、三番手や後続の選手が、もし三着に連れ込んでしまえば、レース後の反省会はどうなりますか?
早い話が、前を食わなくていいのです。
これは番手にハマリ込む場合だけではなく、三番手にハマリ込む時も同じです。
初日予選ならば四着権利です。
そして気を付けないといけないのが、番手は仕事をするので、逆に三番手やその後ろから食われるパターンもあります。
後ろにハマリ込まれる選手、ハマリ込む選手は年に何度か同じことをやるので、覚えておいて損はないです。
ではもう一つ、ハマリ車券のレースをご覧ください。
因みにこのレースは提供しておりません。
会員様はお話程度でお伝えしました。
ハマリ込む濱田選手、番手にハメ込む堤選手の仕事を見てください!!

レース映像&結果はコチラ

鮮やかですよね!
これぞハマリです。
番手の堤選手が綺麗に三谷選手を牽制し、直線では確実に内を締めてライン競走をしています。
これは濱田選手との約束の上でしょう。
これらを選手達はレース前に考えて挑みます。
阿吽の呼吸もあると思いますが。
客は、その選手達の作戦を読んで車券を買います。
それが競輪です。
そこら辺の当てもんみたいなギャンブルとは違いますよね!
お客さーん^^!

冷静且つ、平等に、それぞれ選手達の作戦を読みパターンを選択します。
いつも、いつもハマリ狙いではないので。
他にも何個もパターン、必殺技はあります。
どれに当てはまるのか。
そして、技を磨き、新しい技を日々身に付けようと努力しています。
努力という言葉は、私は好きではありませんが。
努力って、何か辛いとかの印象があるじゃないですか^^;
好きなことなので、辛いとか思いません。
それは皆様も同じですよね。
選手達も。
全員好きなことなので。
今後、車券推理の際、ハマリ車券も頭において、参考にしてみてください。
三着は手広くですよ^^
次回は、ハマリ車券からの応用を予定しています。
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