一着はおまけ

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カテゴリ [ムーヴ清水の「競輪中毒」]
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投稿日時 2016/02/17(水) 09:26

ムーヴ清水の「競輪中毒」

競輪中毒では、私の競輪論や、ファンや選手達へのメッセージ、車券術、雑談など、その他様々な内容でお届けします。なお、更新日は不定期でお願いします^^:コラムのタイトル通り、好きで好きで堪らない競輪の楽しさや良さを伝えられればと思います。目標は、新規のファン獲得、車券の売上アップ、競輪発展、そして読んでくださった方が車券で勝てるように!勉強した者が勝てる競輪、そうなることが私の使命と勝手に思っております^^!何卒よろしくお願い申し上げます。



久留米全日本選抜競輪は、初日から落車、失格があり、決勝戦も落車が起こるレースとなりました。
落車や紛れは客も選手も後味が悪いですね。
しかしながら、二輪の自転車でトップクラスの選手達が攻防すれば、今後も落車を減らすことは困難でしょう。
むしろもっと激しい競り合い、意地の張り合いを見たいのは私だけでしょうか。


私の持論は、競輪はプロスポーツの前にギャンブルであり、競輪選手はアスリートの前に、ギャンブルレーサーであることです。
その意味合いによく似たことを、準決勝後のインタビューで、佐藤慎太郎選手が語っています



「一着はおまけ」

実に素晴らしい。
これこそが競輪の良さ、競輪発展に通じることだと思います。
競輪クジは別として、現在、単勝は売っていません。
多くの客は、ラインで車券を買っています。
だからこそ、選手達はラインで決めることを優先するべきですね。
一着はおまけな感じで走れば、客にとっては喜ばしいことだと思います。


競馬、競艇にはない競輪の良さの一つは、ライン競走です。
ライン競走だから、買い目の点数も絞れるし、信じて大枚の金を賭けるのです。
それが他にはない、金を賭ける根拠でもあります。
たまに自分だけのレースで一着を獲り、ガッツポーズをしている選手も居ますがね。
私はそれより、逃げた選手の背中を叩き、ラインで決まったことを称えている姿の方が微笑ましいです。
最近、コメントやインタビューで、「ライン」と言うワードを使う選手が増えてきているような気がします。
これは本当に良い兆候です。
一番人気で決まりそうな番組と、それぞれラインで決めようと戦う選手達。
命の次に大事な金を、真剣に予想して勝負する客。
これが私の理想の競輪です。
どの選手からでも狙えるような、意図が解らない番組は、買う気がしません。
そんな宝くじ的なギャンブルは、競馬に任せたら良いと私は思います。


今回、人気を背負っていた深谷選手が、一度も見せ場なく四日間走りきりました。
昨年暮れから、生まれ変わった様に素晴らしいレースをしていたのに…
調子の問題もあったかも知れませんが、一着を獲らないといけない、プレッシャーに押し潰されているのかなと思います。
深谷選手だけではありません。
例え人気の選手が一着を獲れなくても、先頭の選手はラインで決める競走に徹すれば、役目は果たせたと思います。
賞金は一着が一番多い。
しかし、一着を獲ることだけが競輪ではない。
それが暗黙の了解ならば、売上にも繋がり、選手も客も関係者もウィンとなり、皆が潤うと思います。
私は選手ではないので、身勝手な意見と思われるかも知れませんが、これは客の意見であると受け止めてもらえば幸いです。
頑張って欲しい、愛知の怪童深谷知広!
負けることに恐れるな!
捲れないより、差される方が潔い。
そんな競輪が好きです。


私は競輪選手を例えるなら、プロレスラーをイメージします。
まさにエンターテイナーです。
毎回よく似たカードでも、ファンにしか解らない楽しさがあります。
強い弱いのタイムだけでなく、そこには色んな人間模様があります。
個性、しがらみ、仲間を大切にする気持ち、犠牲になることも恐れない男気。
また、それぞれ得意な必殺技があり、一度は見せ場がありますよね。
それは単純でもいい。
だから熱くなれる。
当たって砕ける姿も美しい。
そして吠えたい!
痺れるレースが見たいのです。


私たちは明日も明後日も車券を買います。
勝っても負けても裏切られても。
私は競輪中毒です^^;
日々勉強です。
お互い好きなことなのでね。
負けを恐れず戦いましょう!  
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